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まほろばの国から

まほろばの国から

発見から入院前まで

乳がん 発見から入院前まで


2001年

     2月19日(月)

お風呂に入った時、腕が左胸にあたり、しこりに気がつき、びっくり。触ると玉子みたいにくりくりした感じ。これはなに??胸を診てもらうのはなんかいやだな~。でもやっぱり病院に行くべき??迷っている。

     2月24日(土)
おっぱいのことなら婦人科と思って、総合病院の婦人科を受診。問診表におっぱいのことがなくて、受付で聞いたところ、おっぱいは外科の担当と言われ、改めて外科の受付へ。乳腺外科の診察日ではないので、改めて診察日に来るか、他の外科の担当医に診てもらうかと言われ、外科医なら診断ぐらいつくだろうと言う気持ちから、消化器外科のDrに診てもらった。触診とエコーをし、「左だけでなく、右にも同じようにしこりがあるし、大丈夫だと思うよ。念のため乳腺の専門医に見てもらっておきましょう」と言うことで3月5日の予約を取った。
ほっ!よかった。でも専門医に診てもらって安心するほうがいいので、乳腺外科医の診察は受けておこう。乳房の病気が外科ということを初めて知った。

     3月 5日(月)
乳腺外科Drの診察。マンモグラフィー、サーモグラフィー、エコーの結果も見て、「良性、悪性の判断がつかないので」と細胞診を受ける。
マンモグラフィーの写真の影、本で見た乳がんのと一緒だよ~。「もしかして乳がん??」と言うと、この日だと思うがDrは「乳がん年齢だからね~」と言った。「家族と一緒に結果を聞きに来てください」ということはやっぱり乳癌なのかな??

     3月14日(水)
MRI検査を受ける。30分で終わる検査らしいが、機械の調子が悪く60分もかかり、いささか疲れた。その上病院への支払いが1万5千円で、普段機械を使う検査なんて受けたことないからびっくりです。

     3月19日(月)
夫と共に診断結果を聞く。左乳癌(第2期)
手術は胸筋温存乳房切除か乳房温存(1/4切除)+放射線5週間のどちらか。次の診察までに考えておくように言われた。4月17日入院、19日手術で予約。
セカンドオピニオンの希望があれば紹介状を書くし、データも渡せると言われたが、どこで取ったらいいかもわからないし、診察してくれたDrは女医で話しやすそうだし、相性も合う気がする。これから検査や再発とか10年20年の長い付き合いになると言われ、相談しやすそうなのでこのDrに決めた。
その後、別室でナースから話しがあった。内容はよく覚えていないが、病名を聞かされてどうだったかと聞かれ、「やっぱりと思った」と答えた気がする。健康管理をかねて今まで献血してきて、異常なしだったので、少しはいい結果を期待してきたのに・・・と言うと細菌の感染とかの病気じゃないので、乳癌は見つけられないと言われ、納得した。
私の人生計画は平均寿命まで生きるつもりで今までやってきたので、5年10年で終わるわけにはいかない。それは困る。今は主治医を信頼し、予定どうり人生を送れるように治療を受けたい。

     4月 9日(月)
骨シンチ、胸部レントゲン、採血、採尿、心電図、肺活量検査、診察。
手術方法は全摘のほうが確実と思いながらもできることなら温存でと考えていた。「迷っている」と言うと、Drは「患者さんの感が当たるほうが多いので、いいと思ったほうにしたら」と言われ、結局胸筋温存乳房切除手術に決めた。温存でも癌の広がり具合では再度切除手術になることがあるという事や、放射線に5週間毎日通うのもいやだなという思いもあって全摘にした。検査等で27,330円の請求にはまたまたびっくり。

(今の心境として、やっぱり温存にしてもよかったかなという思いはある。
この頃はまだパソコンを始めていなくて、情報が少なく、乳がんに対して本当に無知だったと思う。でも、温存にしても温存にしたことを後悔しているかもしれない。ひとりの人が両方を一度に経験できないので自分が納得できるまで考えてほしいと思う。)



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